胃カメラ・大腸カメラでの検査について
日本人の死因のトップは悪性新生物(がん)です。その中で胃がんは、がん検診の普及もあり減少傾向にありますが、決して安心できません。
また大腸がんは現在もっとも急増中のがんで、その原因として食生活の欧米化にともなう動物性脂肪の取りすぎが挙げられており、今後も増加していくと予想されます。
早期の胃・大腸がんはほとんど症状がなく、自覚症状が出た時には、初期段階を通り越して進行がんになっている可能性があります。そのような手遅れの状態にならないためにも、症状が出ないうちに定期的に内視鏡検査(胃・大腸カメラ)を受けることが大切です。
下記のような方には特に胃カメラ検査をお勧めします。
・胸焼けがある
・腹痛がある
・みぞおち付近が痛む
・飲酒・喫煙が多い
・食欲の低下がある
・体重が急激に減少した
・赤黒っぽい便が出た
・親族に胃がんの人がいる
・ピロリ菌感染が心配 ・慢性胃炎がある
・バリウム検査で異常を指摘された
・吐き気、むかつき、もたれ感がある
下記のような方には特に大腸カメラ検査をお勧めします。
・検診で便潜血反応陽性と出た
・便通異常がある(急に便秘、下痢、便が細くなった等)
・腹痛があったり、お腹が張ったり違和感がある
・痔がある
・便に血が混ざる
・大腸がん、大腸ポリープなどの治療歴がある
・親族に大腸がん、大腸ポリープの人がいる
胃・大腸がんの対策の基本は、「早期発見・早期治療」です。
ぜひ内視鏡検査を受けてください。
大南クリニック副院長
日本消化器内視鏡学会認定専門医 阿南重郎
最新の内視鏡(胃カメラ)~高度な設備で無痛の検査~
当院では2020年9月より富士フイルム社製の内視鏡システム(LASERO)を導入しました。
従来は照明光としてキセノン光源による白色光が用いられてきましたが、本システムは世界で初めてレーザー光を用いた新世代の内視鏡システムです。
より明るい画像で観察することが可能となり、がんの早期発見にもつながり、より低侵襲な内視鏡治療による完治が期待できます。
また、なるべく楽に検査を受けていただけるよう内視鏡検査時には、ご希望に応じて鎮静剤を使用しています。
検査の予約申し込みについて
検査をご希望の方は、電話番号 097-597-6633までご連絡の上、お電話にて予約をお願いいたします。
内視鏡検査前日
夕食は21時までに済ませてください。少量の水分は摂っていただいても構いません。
内視鏡検査当日
当日は朝から食事は摂らずに来院されてください。
来院されましたら、医師の診察受け、その後検査になります。検査後に結果を説明いたします。