大分県医師会会報(2013年8月号)の勤務医リレー日報に大南クリニック新副院長の投稿文が掲載されました。
大分県医師会会報(2013年8月号)の勤務医リレー日報に、8月5日より当院勤務の阿南 重郎(新副院長)の投稿文が掲載されました。
この度の新たなホームページの開設記念にあたり、特別公開いたします。
大南クリニック副院長就任にあたっての決意の一端を御理解頂ければ幸いです。
大分県医師会会報(2013年8月号)勤務医リレー日誌
“勤務医”ではないかもしれませんが・・・/アルメイダ病院 消化器内科・阿南重郎
最近よく知っている先生がこの「勤務医リレー日誌」を書いているなあ、と他人事のように思っていた矢先、(次回は、石飛裕和先生にお願いします)という記載を目にした。
その後、ご友人の多いあの前上司が自分を指名するなんてまずないでしょう、と油断していましたが、お世話になった前上司に今回バトンを渡されました。文章は苦手なので、私のつぶやきとして捉えていただきたいと思います。
私は大分生まれの大分育ち。大学は東京でしたが、卒業してすぐに大分に戻り、当時の大分医科大学第二内科に入局しました。それから10数年間、豊後高田、宇佐、別府、大分と、残念ながら県南の病院とは縁がありませんでしたが、それなりに県内を巡りながら勤務させていただき、現在のアルメイダ病院は勤務して5年目になります。そして来月(平成25年8月)より、大分市内で開業している両親のもとで働くことになりました。
したがってこの誌面を見る頃には一開業医という立場になるので、“勤務医”の定義に当てはまるのかは何とも言えませんが・・・。
昨年、大学時代の後輩の結婚披露宴に出席した際、彼の父親が日本医師会の幹部で、「君はアルメイダ病院に勤務しているのか。あそこは全国の医師会病院で一番忙しいところだから頑張りなさい」と言われ、自分はすごい病院に勤務させてもらってるんだ、と驚かされました。またその父親が今夏の衆議院選挙に立候補しているのにも驚きました。
アルメイダ病院に勤務して色々な症例を経験できました。そして同時に、少しだけかもしれませんが、開業医の先生方のご苦労も感じました。今後開業医として働くにあたり、このような素晴らしい病院で勤務できたことはきっと糧となるはずです。
これまで患者さんに対して行ってきた医療を、実家に帰っても同じように行うのは難しいかもしれない。自分が持っている理想と現実の間でグラつくこともあると思う。しかし「大分の地域医療に少しでも貢献したい」というこの信念だけは、ブレることなくずっと持ち続けて、これから頑張っていきたい。
(次回は、河野嘉之先生にお願いします)